ロケ地庄内に“贈り物” 市民ら感涙山響「光栄」
米アカデミー賞の外国語映画賞に「おくりびと」が選ばれた23日、撮影が行われた山形県庄内地方では、ロケに協力した市民に喜びが広がった。映画に出演した山形交響楽団の関係者も感激した様子で快挙を祝った。
葬儀会社の建物や飲食店街などが随所に登場する酒田市では、NPO法人「酒田ロケーションボックス」メンバーが撮影に全面協力した。23日は市内の飲食店に約10人が集まり、衛星放送の生中継で授賞式の様子を見ながら吉報を待った。
「(英語訳で)デパーチャーズ」。午後1時すぎに発表されると、「おぉー」「やったぞ」という大歓声とともに用意されたくす玉が割られ、「バンザイ」が何度もこだました。酒田ロケーションボックスの佐藤英俊副理事長(44)は「絶対に受賞すると信じていた」と感涙にむせんだ。
エキストラと発声指導で合唱場面に協力した市内の音楽教室経営関矢順さん(60)は「酒田の人の心が詰まった映画。素晴らしい」と感激。納棺シーンのため自宅を貸した市内の米穀店経営荒木照夫さん(62)は「納棺師と聞いて最初は遠慮したいと思ったが、スタッフの熱意がすごかった。おめでとう」と祝福した。
「市民は『優秀応援賞』に値する」とは酒田市の阿部寿一市長。鶴岡市の富塚陽一市長も「庄内の豊かな自然と文化を背景に、普遍的価値を認められた」と喜んだ。
一方、本木雅弘さん演じる主人公がオーケストラで演奏する場面に出演したのが、山形交響楽団の音楽監督兼指揮者の飯森範親さん(45)。映画でも指揮者役を務めた飯森さんは「世界が認める素晴らしい映画に出演させていただき、光栄に思う。楽団の活動の励みにしたい」と語った。
同楽団トランペット奏者の井上直樹さん(39)は「撮影でチェロを演奏する本木さんの完ぺきな指遣いを思い出し、受賞の知らせに感極まった。細かいこだわりの積み重ねが受賞につながったと思う」と敬意を表した。
今回はこのニュースを見て書こうと思う。

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