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民主「小沢批判」、解ける封印…世論反発に危機感

 民主党の小沢代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件に関し、党内の「小沢氏批判」に関する封印が解け始めた。

 「代表の会見が(検察発表と)違えば、大きなことだと思う。一番のポイントは(西松建設からの献金と)知っていたかどうかだ。知っていたとすればアウトだ」

 民主党の浅尾慶一郎・防衛担当は7日朝のTBS番組でこう指摘した。

 渡辺周副幹事長も読売テレビの番組で、「私たちは多額の献金をもらったら『どういう人か』と注意している。ちょっと我々と違うのかなという思いだ」と、献金元は関知しないとする小沢氏を暗に批判した。

 執行部に距離を置く仙谷由人・元政調会長も同日夜の地元・徳島市での会合で、代表交代の可能性に言及した。

 こうした批判が出たのは、小沢氏が多額の政治献金を受けながら「出所は詮索(せんさく)しない」とし、事件について謝罪もしないことに対し、世論の反発を招いているという危機感が募っていたからだ。

 7日開かれた同党岐阜県連大会でも、出席者から「一般市民に政治不信を招いたことを謝罪しないことは全くおかしい。代表に一言謝罪の言葉をいただきたい」という声が上がり、県連代表の平田健二参院幹事長が「意見は(小沢氏や他の幹部に)つぶさに伝えてくる」と引き取った。

 平田氏は大会に先立つ記者会見でも、「税金から政党交付金をいただいており、こういう事件が起きること自体が問題ではないかとの思いを普通の国民なら持つはずだ。道義的な責任を感じている」と語ったうえで、「現段階で(代表を)辞めるべきだとか続投すべきだとか判断できない」と続投支持を避けた。

 この日は、埼玉、千葉、石川、滋賀各県でも県連大会が開かれ、党幹部が「青天のへきれきだった。心よりおわびする」(川端達夫副代表)などと謝罪する場面が相次いだ。

 西松建設の違法献金問題が与党にも広がりを見せ始めていることもあり、党内では「小沢氏を守り過ぎれば、政治とカネの問題で自民党と同一視される。次期衆院選を考えると、今の状態はきつい」(中堅)という声が漏れている。

 この週末には、小沢氏の進退に関する報道各社の世論調査結果が出ることが予定されており、地元に帰った議員が支持者から厳しい批判を浴びることも予想される。党幹部は依然、「違法性はない」とする小沢氏の主張に従い、「代表が明確に否定したので、信じて行動していく」(岡田克也副代表)などとする立場をとっているが、党内では「週明けから小沢氏に対する風当たりは一気に強まる」と見る向きも少なくない。

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