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【コラム】 日本で最初の業態は学生起業家が生む!?

就職を選ばずに、学生の身分で会社をおこすという考え方。
就職という安定を選ばない=リスクが高いと考えられるこの選択も、人によっては逆に低リスクであるとのこと。そうですよね? 法政大学3年生の時にルームシェア専門の会社・BGJを起こした、伊藤吾多さん(23歳)。

「1年生の時に行った就職ガイダンスで話している人の説明がめちゃくちゃで。自分はこんな人に将来査定されるのかと思うと、むしろリスクが高いのではないかと思いました」

それがきっかけで早くも起業を志し、経済の勉強に励み、アメリカへ留学した伊藤さん。そこでの寮がルームシェアだったことにヒントを得て、ルームシェアできる物件をルームシェアしたい人を紹介する会社を立ち上げたとのことです。ちなみに東京都主催のビジネスコンテストで優勝したという、そのビジネスモデルを簡単に説明してください!

「最初は宅建の免許を持っていなかったので、仲介(いわゆる不動産業)ができなかったんです。なので、あらかじめ借り上げた物件を留学生などルームシェアしたい人たちに貸す、という方法を採ってました。しかし昨年の6月に仲介の免許を取得した後はその形態ではなく、ルームシェアをしたい人を集めて不動産管理会社とつなぐのが主な業務となってます。ウチの特徴は賃貸契約書だけでなく、独自に生活ルールの契約書を出すこと。ルームシェアはとにかくトラブルが多いんですよ」

たしかにひとつ屋根の下に他人が一緒に暮らすとなれば、ケンカも多いでしょうね。

「だから『何時以降は静かにする』とか『ゴミの当番は誰にする』とか、あらゆることを明文化しておくんです。この契約書システムが好評ですね」

結果、会社立ち上げ1年目で売上850万円、2年目が3500万円、3年目の今年は10月決済で8000万円を超える予定という。

「ウチはキャッチーだからチヤホヤされたと思うんですよ。ビジネスコンテストで優勝した、日本で初めての業態。それを学生が始めたということ。学生だとい うと、一般の起業家よりもはるかに人が会ってくれやすいです。リクルーティングも兼ねられますからね。あと学生のメリットでいうと、精神面でのリスクが少 ない。築いてきた社会的地位とか、家族のことを考えなくて済みますから」

失うものはないに等しい学生の身分。だから自分の信念、考え方に突き進める。つまり既存の考え方、業種に寄ってリスクを軽減しようという方に向かわず、新しいビジネスを生み出せるのかもしれませんね。

慶応大学の修士課程1年であるクマール ラトネッシュさん(23歳)も自分の信念をもとにビジネスモデルを開発した学生起業家のひとり。

「大学2年生のとき、貧困問題に対して自分も何かをしたいと活動したのですが、寄付の先にある不透明さに疑問を感じました。それを明らかにできるようにと考えたビジネスモデルをアイデアコンテストに出したところ評価されたので、ビジネスとしてやろうと決めました」

「NEXT ENTREPRENEUR 2008 AWARD」で優秀賞に輝いたクマールさんの会社・イーフープの業務は、寄付プラットホームの構築。そのビジネスモデルを簡単に説明するとどういうことですか?

「寄付金がどこにいったかというのを、寄付した個人にキチッとフィードバックする仕組みを作るということです。例えばワクチンが足りていない地域にワクチ ンを配ってほしいと寄付したはずが、実際は必要のないエンピツが大量に配られていたりする。それでは寄付した意味がない。そこで寄付されたお金をどのよう に使うのかを開示している団体を集めて、情報とともにサイトに掲示。個人はそれを見て寄付する団体を決める。つまりは一方通行じゃない、インタラクティブ な寄付のプラットホームを提示するシステムを開発しています」

寄付という非営利な行為をもとにしているだけに、直接的な収入は得られない。ただし企業の行動原理の1つとしての社会貢献を考えれば、そのシステムを活用して寄付金の管理をしようという会社が今後増えていくであろうことは十分に考えられますよね。

クマールさんのビジネスは営利目的より、むしろ学術研究的な側面が強いようです。自分の構築したビジネスモデルが現実社会で機能するかどうかを確認したい、そんな学生起業ならではの意義を非常に感じる話ですね。

今回はこの記事を読んで思った事を書きたい。

学生は、何もリスクを持たず理想を追い続けられる。

その意味で、確かに正しい理念を押しすすめ、経費も抑えられる。それを考えると今の時代に合っているのかもしれない。

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