GM債務削減が不調、破産法申請の可能性濃厚に
米政府は、GMの交渉が6月1日まで延長されるとの見通しを示したが、債権者の反発は強く、目標達成は極めて厳しい情勢だ。
GMは、米政府への再建計画の再提出期限である6月1日ごろまで、債権者からの回答期限を延長すると見られている。だが、短期間で賛成を集めることは困難な情勢で、市場関係者の間では、米連邦破産法11章(日本の民事再生法に相当)の適用申請を余儀なくされる可能性が濃厚とみられている。
GMは目標を達成できなければ破産法の適用申請に追い込まれる可能性があるとの認識を以前から示していた。
ホワイトハウスのギブズ大統領報道官は26日、GMの債務の削減交渉は「6月1日の期限ギリギリまで続く」との見通しを示した。
無担保債権の保有者は、4月27日に、債権を9割カットされる見返りにGM株の10%を与えられる提案を受けた。だが、全米自動車労働組合(UAW)や米政府にGM株の計90%が割り当てられるGMの計画に対し、債権者が反発していた。ロイター通信によると、26日午前までに集まった賛成は債権額の5%以下だったという。
◆破産なら国有化…米紙報道◆
【ニューヨーク=池松洋】米ゼネラル・モーターズ(GM)が破産法の適用を申請した場合、米政府がGM株の約70%を保有する見通しとなったことが26日わかった。
米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)などが報じた。この結果、GMは米政府が圧倒的な株式を保有する実質的な国有化で再建を図ることになる。
米政府は当初、GM株の少なくとも50%を保有する見込みだったが、2位株主となるUAWの保有率が、当初予定の39%から最大20%に引き下げられることになった。米政府は、破産法申請後にGMに500億ドル(約4兆5500億円)規模の巨額追加融資を検討しているため、その見返りとして保有比率が引き上げられるという。
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