GM:破綻秒読み 債務削減案、支持広がり不透明
米自動車最大手、ゼネラル・モーターズ(GM)の株価が29日、ニューヨーク株式市場で1ドルを割り込むなど、米連邦破産法11条申請による破綻(はたん)が秒読み段階に入っている。ホワイトハウス高官は28日、「オバマ大統領は6月1日にGM問題でコメントを出すだろう」と指摘。複数の米メディアは「米政府とGMは60~90日間での再建を目指す方針」と報じた。GMは28日、一部の主要債権者団と新たな債務削減策で合意するなど、迅速な再建手続きが可能な「事前調整型」の破産法申請に向けて、利害関係者への根回しを急いでいる。
GMと米財務省が債権者に新たに提示した債務削減案は、270億ドルの債務削減と引き換えに再建後のGM株10%に加え、別に15%の株式追加取得権が得られる内容。債権者に最大25%のGM株保有を可能にし、UAW(全米自動車労組)へのGM株割り当て(最大20%)を上回る水準とすることで、妥協を引き出す狙いだ。
これに対して、金額ベースで債権者の2割を占める主要債権者団は「訴訟に出ても勝算が見えない困難な現状を考えれば、ベストの選択」と受け入れを表明した。ただ、「事前調整型」の破産法11条申請で早期の再建を図るにはなお不十分。このため、GMと米財務省は30日午後5時(日本時間31日午前6時)を期限に、他の債権者からも幅広く同意を取り付けることを目指している。
ただ、先に破綻したクライスラーの債務削減策に最後まで抵抗した弁護士グループがGMのケースでも個人の社債保有者を集めて米財務省・GM主導の再建計画に徹底抗戦する動きを見せるなど、30日の期限までにどこまで新たな債務削減案への支持が広がるかはなお不透明だ。
米政府にとって、従業員数や販売台数でクライスラーの4倍以上の規模を持つGMの破綻処理は一歩間違えば、景気や雇用、市場に大きな打撃を与えかねないだけに「細心の注意が求められる案件」(米投資会社アナリスト)。政府高官は28日、破産申請後のGMの再建について「60~90日程度で法的手続きを終えたい」と説明。短期の再建手続き完了で破綻ショックを最小限に抑えたい考えを示したが、シナリオ通りに運ぶか、なお予断を許さない状況だ。【坂井隆之】
◆GMの破産法申請に向けた動き◆
【債務削減交渉】
・無担保債務270億ドルを削減し、破産法適用申請後のGM 株10%取得と15%の追加取得権割り当てをGMが提案→20 %程度の債権者が同意
【労務費削減】
・退職者向け医療基金への拠出金204億ドルの半額を、GM 株17.5%の取得と2.5%の追加取得権、優先株65億ドル で代替するようGMが提案→UAWが組合員投票で批准
【検討されている米政府支援】
・破産法適用申請後にGM株の72.5%を取得
・カナダ政府からの90億ドルを含めた総額400億ドルの新規の 資金支援実施
世の中に絶対のことなどないという事を改めて感じさせられた。
日本のどの規模の企業よりも、与える影響力、資金力などを考えると大きい企業であり、絶対的な企業だった。
しかし、連鎖倒産ではないが、意外と脆いものである。
一連の世の中の動きを見て、私はあらためて自分の信じた道を進もうと思った。
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