医龍の魂

TOP LEVEL SUCCESS 医学進学館BLOG

Archive for 10月, 2009

防衛医科大学

●防衛医大の正式名称は「防衛医科大学校」であり,文部科学省管轄下にはなく,「大学」ではありません。学生は防衛省の職員であり,学生手当と年二回の期末手当が支給されます。「大学校(だいがっこう)」とは,文部科学省の所管に属さない教育施設のうち,高等教育程度の教育を行うものが多く用いる名称で,学校教育法第一条に規定する「学校」と区別するために「大学校」の名称が用いられています。「準大学」ともいいます。

●大学校には他に,航空保安大学校や気象大学校などがあります。もちろんどれも学位授与機関として認可を受けており,防衛医大でもきちんとした医学教育が行われています。

●池尻の「自衛隊中央病院」ですが,防衛医大生は医師国家試験合格後の基礎研修のうち半分の1年間をその中央病院で,また残りの半分を埼玉県所沢にある防衛医大病院で過ごすことになります。

●防衛医大は,医大中でも受験倍率がとくに高く,旧帝・旧六医学部の受験生が模試代わりに受験するケースが目立ちます。が一方で,ここ数年,その倍率は徐々に下がってきています。トップ層は最終的には入学を辞退するため,大学側が定員の数倍の合格者数が出し,その合格者数を徐々に増加させているためです。

まずは一次合格です。20010年度入試最初の力試しです。

防衛医科大・一次試験について,いくつかアドバイス致します。

●試験会場は,男子は目黒(最寄駅は「恵比寿」),女子は三宿(最寄駅は「池尻大橋」)の2箇所です。都内では他に,十条という試験会場に使われています。神奈川の桐蔭学園は100人単位で受験者がいるとのことで,自校が試験会場になっているそうです。

●恵比寿の試験会場は航空自衛隊の「目黒基地」です。

●池尻の試験会場は,三宿駐屯地(陸上自衛隊)にある「自衛隊中央病院」です。

●陸自は「駐屯地」,海自と空自は通称「基地」と呼びます。

●恵比寿には「防衛省技術研究本部・第一研究所(艦艇装備研究所)」,池尻には「防衛省技術研究本部・第二研究所(電子装備研究所)」という施設が併設されています。

●試験監督者は防衛庁所属の(恐らくは)軍服を着ています。試験開始と終了の合図はサイレンです。

●休憩時間ごとに試験会場の外へ出ることができますが,お弁当を予め持参しましょう。休憩時間には,教室に残ることが許されており,そこでお弁当を食べることができます。

各科目の出題範囲は以下のようになります。

●数学

数学I全範囲

数学II全範囲

数学III全範囲

数学A全範囲

数学Bの「数列」「ベクトル」のみ

数学Cの「行列とその応用」「式と曲線」「確率分布」のみ

●物理

物理I全範囲

物理IIの「力と運動」「電気と磁気」「物質と原子(原子・分子の運動)」のみ

つまり,原子物理は出ません。他は全て出題範囲です。

●以上の出題範囲・時間割などを含め,募集要項(冊子と同じ内容)をホームページ上で見ることもできます(ただし,英語・国語・生物・小論文は著作権の関係で掲載されていません)。

●第1日冒頭,10:00~11:30の90分間は「五者択一式」試験です。問題はB5サイズの冊子体で,英語,数学,国語(現代文のみ)が全部一冊の中に印刷されています。5択問題が,英語15題+数学15題+国語10題出題され,これら40題を完全に好きな順序で解くことができます。答案用紙はB4縦が1枚きりで,この中に40題全ての解答を記入します。国語は現代文のみの出題で,まず間違いなく評論が出ます。

単に両面印刷を重ねて半分に折っただけのもので,文字がかすれ気味で,奇麗ではありません。

答案用紙への解答のマークは,方式がやや特殊なので注意が必要です(○が5つ並んでいて,正解に×を付ける)。問題冊子の表紙に方法が説明されているので,開始前に読んでよく理解しておくこと。

問題冊子は答案用紙と一緒に回収されます。

●「五者択一式」試験の問題冊子は,やや厚めの紙で印刷されているので,透かし読みはまず無理でしょう。

●昼食後,第1日2教科目(12:30~13:30,60分)は国語(記述式)です。こちらは択一式と異なり,現代文+古文です。第1問が現代文で,第2問が古文です。択一式と同様の体裁の問題“冊子”と,B4横の答案用紙が配布され,両方とも回収されます。

●第1日最後の英語(記述式)~第2日最後の数学(記述式)は,問題,答案用紙が全て同じ形式です。問題,答案用紙ともに,B4縦何枚かをホチキスで綴じたものです。問題は表紙がないため,表(おもて)にして置けばいきなり問題が書いてあります。問題・答案用紙ともに回収されます。

●国語(記述式),英語(記述式),生物(記述式)の答案用紙には,完全に解答欄が印刷されているため,単純に欄内に解答(のみ)を記していくだけです。

●数学(記述式)の答案用紙は,大問1題につき1枚割り当てられており,解答欄が一切なく,「ほぼ白紙状態」です。つまり,全問途中経過を記すことが要求されています。つまりは東大の数学と同じ。

●物理(記述式)の答案用紙も,全問について,途中の計算過程を記入するようになっています。最後に出た答えを,改めて(用意されている)欄内に転記して終わり。

●化学(記述式)は,解答のみを記入する問題と,途中経過も記す問題とがあります。後者は1,2題ではなく,最低数題は出題されます。また,理由説明問題もあります。マス目はなく,大きめの解答欄が与えられています。それなりに良くできた問題なのですが,ほぼ毎年出題ミスがあります。

●第2日午前の理科は,2科目併せて120分です。2科目同時配布・2科目同時回収です。

理系の生徒にとっては疎かになりがちな古典について

第1日1限(択一国語:英数と併せて90分)

第1日2限(記述国語:単独60分)

【択一式】

英語,数学,国語合わせて90分であり,国語は大問1題で小問10題というのが例年の形式である。古文が文中にあっても現代文を基軸に解く問題が多く,古文単独の問題が出ることは可能性としては低い。但し文学史に関しては,古文の範囲が問われる場合も考えられる。マーク式は三科目あわせて90分しかないため,とにかくスピード,時間配分が鍵となる。

【記述式】

試験時間は60分,大問は2題で,現代文1問,古文1問というのが例年のケースである。 古文は有名文が多く,和訳や趣旨を問う問題が多く,また字数指定がないと予想されるため,ダラダラと書くのではなく,簡潔に書くことも要求される。また,和歌の問題などは古文が苦手な人にとっては少し難しい可能性もあるが,修辞法など最低限の部分は確認しておいてほしい。

要項:

http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/recruit/04.html

2008年度過去問:

http://www.ndmc.ac.jp/college_i/nyushimon.html

参考までに,「防衛医科大学校」の公式ホームページは

http://www.ndmc.ac.jp/

です。

全国 医学部 受験情報   今月は順天堂大学 医学部(数学攻略)  OCTOBER 2009

受験数学の参考書の栄枯盛衰~フォーカスゴールド(啓林館)について

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ここでは、医学部受験を志望するみなさまに

Ⅰ 最新の入試情報と問題の傾向と対策
Ⅱ 各教科主任による学習方法のアドバイス
Ⅲ 合格者の声(お勧め参考書や合格の秘訣など)

を、随時、更新してまいります。
 

 

 

受験勉強は孤独な戦いになりがちです。多くの受験生が自分の勉強方法などに不安を
抱えているのが現状です。
 

 

私たちは、これまでの医学部合格者を輩出した講師による 手作りのWeblogをお届けすることで、
皆様のお役に立ちたいと思っています。
 

まだ立ち上げたばかりのブログです。

みなさんの素朴な質問・疑問~「あんなことしりたい」「全国の医学部受験生は?」 もお待ちしております。
多くのみなさんの”情熱”でこのブログを盛り上げていきましょう!
 

 

 

 

さて、今回は数学科N講師による「数学の参考書」にまつわるお話です。 ではお願いします!!
 

 

 

「現在、大学受験数学において、一番売れている参考書は「チャート(青チャート)」(数研出版)
であることは皆さんご存知であると思う。

 

しかし、最近、この大学受験数学で伝統ある「チャート」を脅かす参考書が出てきた。
それが「フォーカスゴールド」(啓林館)である。
 

 

 

「フォーカスゴールド」の良さを一言で言えば 「生徒目線であり、すべてが丁寧である」ということである。
例えば、「青チャート」では、難しい言葉で載っていて、理解するのに時間がかかることが「フォーカスゴールド」
では「生徒目線」でなるべく理解してもらうように書かれている。
 

 

また、重要なところもわかりやすい。もちろん、解説も丁寧である。したがって、「自学自習」しやすいのである。
また、扱っている問題は「青チャート」では大学受験で必要な問題が載っていない場合があるが、
「フォーカスゴールド」では大学受験では必ずと言っていい問題がすべて網羅されている。
 

 

ここで、長く文章を打っても、「百聞は一見にしかず」と言う言葉があるように、
「フォーカスゴールド」と「青チャート」ではどこが違うのか実際に手にとって、見て欲しい。
 

 

ちなみに、これよりレベルの低い「フォーカスアップ」と言う参考書もあるがこちらはお勧めしない。
問題が簡単すぎるので、「フォーカスアップ」なら学校の教科書と「4STEP」(数研出版)みたいな副教材で十分である。
 

 

 

大学受験で数学を使うのであれば「フォーカスゴールド」がいいだろう。
 

 

 

ここだけの話、高等学校の副教材として採用している学校が増えている
。数研出版は焦っているのではないだろうか?
 

 

私は数研出版がこの先、「チャート」をウリにしていくのであれば、大幅な改訂をしなければ、
近い将来「フォーカスゴールド」が大学受験数学のバイブルになっているとまで思っている。
 

 

興味のある方は下記のアドレスが「フォーカスゴールド」(啓林館)のサイトになっているので
参考までに覗いてみると良いだろう。 http://www.shinko-keirin.co.jp/kosu/fukukyozai/a/index.html
 

 

ちなみに、私は啓林館の回し者でないことを付記しておきます。念のため。
フォーカスゴールドはかなりやばいです!!」