医龍の魂

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Archive for 6月, 2012

わが子を医師に~5人の母の子育て日記~ 第一話 「父親が無関心」「子供の反抗」の状態での医学部受験(5/5) 

第一話(4/5)
http://toplevelsuccess1.com/i/blog/2012/06/28/1436
 

 

 

いよいよ受験学年を迎えました。
このころになると、お母様は私をより信用して下さり、何人かの講師が専門の科目を教え、
週6回、1日2時間の授業になった。指導時間数も増え、完全受験モードである。
 

もちろん、生徒への士気上げも最初に行い、志望校を帝京大学医学部、杏林大学医学部に定め、
完全受験モードに入った。いあ、入ったつもりでいた。

というのも、5月ころから、授業に遅れる事がまた増え始めた。
生徒の話はこうである。
「部活の最後の大会がある。ここは頑張りたいんだ。」
よくよく話をすると、今回は勉強からただ、逃げたくて言っている発言ではないようだ。

 

確かに、部活を優先すると、受験の対応は遅れてしまう。
事実、模試なども夏までの模試はほぼ受けられなかった。
 

 

ただ、生徒の本気度が今回はあったため、この遅れは、夏以降取り戻せると直感で感じた。
 

 

実際、授業中に出来る限り集中したが、スピードは落ちた。
しかし、7月後半の模試ではなんとか偏差値58でとどまった。
 

もちろん、医学部には余裕で届かない数値。親も子供も講師も気が気でない日々が続く。
 

 

そして、8月6日、部活が終了した。
ここから、彼の本気が始まった。
 

 

 

いいか悪いかは別として、推薦なども、彼には全く関係なかったため、
学校の授業も休みながらも全力で課題をこなした。
 

 

行われる模試の数も少なくなっているため、過去問のバックナンバーなどで対応した。
男の子特有の爆発力もあったが、これまでの紆余曲折がウソのように、がむしゃらに勉強し、
力は間違いなく伸びてきた。
 

 

「過去問・過去問・模試…」とにかくアウトプットの力をつけさせた。

また、気が緩まないように常に、医学部を現役で受かることがどれほど難しいことかを話し、
マインドを保ち続けた。
 

 

ここからは、根性を出し続し続け、知恵熱を出しながら、
また、学校で内職をしながらも、勉強をし続け、最後の模試では、偏差値64までいった。
 

 

そして、合格発表
 

 

 

―杏林補欠、藤田補欠。

 

 

医学部受験に向かう子供達は皆努力している。
だから、彼の努力が特別ではないのは承知している。
 

 

 

しかし、これまでの道程を振り返った時、
自分をうまく表現できずに苦しんだ不器用な子供が、ここまでよくやったと思う。

お父様が「お蔭様で、息子が“自立”できました。ありがとうございます」
というお言葉をいただいたとき、負けて悔しいと思うと気持ちと同時に、
これまでの濃密な時を肯定したいという気持ちになった。

 

 

 

そして、これでは話は終わりではない。
なんと、藤田が3月末のギリギリに繰り上げ合格したのである。
 

この指導の経験を通し、私は、勉強は当然であるが、
環境の重要性、生徒本人のマインドの重要性、保護者の距離感の重要性を痛切に
感じたのであった。
 

 

 

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☎ 03-3401-5281

わが子を医師に~5人の母の子育て日記~ 第一話 「父親が無関心」「子供の反抗」の状態での医学部受験(4/5) 

 

第一話(3/5)
http://toplevelsuccess1.com/i/blog/2012/06/27/1428
 

 

指導も6カ月程度続き、軌道に乗ってきました。
模試を受けても、偏差値が英数理科(化学・生物)総合で55を超える様になりました。
もちろん、医学部にはまだまだ届きませんが、良い方向に向かってはいました。
少なくとも私はそう思っていました。そんな時です。

「留学する。」彼は突然言い出しました。
理由は「外国人の彼女がほしい。」全く理解不能。その意見は1回の授業で潰しました。

 

次に、「明治か日芸に行きたい」と言い出しました。
理由は「芸能人と友達になりたい」から。人生をなめています。

 

ただ、冷静に当時を振り返ってみると、厳しい環境から少しでも逃げたかったようです。
また、学校の周りからは「医学部なんて無理だよ」と普通に言われていたようです。
 

やはり、環境は重要であると再認識させられました。
しかしながら、このころになると、私との関係も出来上がっていたため、逃げたくても逃げられない。
やめたくても辞めづらいというのが、生徒にはあったようです。
 

 

初期にも話した話を再度、形を変え伝えました。さらに信頼関係を盤石にするため、
当時、熱く語りました。そして、生徒本人の中にある本当の気持ちも再認識させました。

やはり、予防注射ではりませんが、一度で決着が付くほど、甘くはない。
常にモチベーションアップの話をしなければならないようです。
 

―「目標を定め、ぶらさず、直進させる。」言うのは簡単ですが、
一番難しさを感じたのがこの生徒でした。
 

しつけなだめながらの指導を継続―何度も繰り返しながらも、
訂正しながら、なんとか2月の模試で、総合偏差値60をたたき出すことが出来ました。
 

お母様から、お褒めをいただき、生徒を紹介していただいたのはこのころです。
お母様にとっては、この結果でも、ある意味ミラクルだったのでしょう。
 

 

やっとここまでたどり着き、3年を迎えました。
志望校も定まり?受験に一直線に向かっていくのみと考えていたのですが、
3年になっても、事件は続きます。3年B組金八先生リアルバージョンではありませんが、
事件に事欠かない家庭ではありました。
次回、受験にいたるまでの、最終話です。

こう御期待。
 

 

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わが子を医師に~5人の母の子育て日記~ 第一話 「父親が無関心」「子供の反抗」の状態での医学部受験(3/5) 

第一話(2/5)
http://toplevelsuccess1.com/i/blog/2012/06/26/1424
 

指導開始から2カ月、私の話が多少は響いたのか、それなりに結果が出始めたことにより、
生徒もしっかり、授業には間に合いしっかり勉強に対する姿勢が出来てきた。
 

このあたりで、模試を一度受け、現状分析をしっかりする必要があると思い、模試に申し込んだ。
父親も子供にはあまり今までは興味がなかったようだが、家族の話を聞き、ひょっとしたらひょっとして
という気持ちも芽生えてきたようだ。
 

 

ここで、初めてお父様とお話しさせていただいた。
お父様のお話も非常に興味がある御話だった。
 

 

「自分は塾にも、予備校にもいかず、自力で、勉強した。
地方出身ということ、当時はネットもなく、学校も頼りにならなかったため、本当に大変だった。
そのため、息子には自力をつけてほしい。妻が過保護であることが、息子の自力を殺いでいないか
心配。先生方には、自力をつけさせる指導をしてほしい。」
 

私としても、より気を引き締めて、授業に取り組みました。
非常に良い感じで、指導も進み、模試を迎える事が出来たと思いました。

ところがです……
模試の後、授業に初めに出来を聞いたところ、受けなかったらしいのです。
悪友に誘われ、朝まで友達と遊び、面倒くさくなり受けに行かなかったと。

その背景には
①本人のマインドが、そこまで、まだ上げられていなかったこと。
②彼の身の回りの人間たちを私が理解していなかったこと。が挙げられます。
 

やはり、成績を上げるためには、勉強指導だけでなく、マインドをコントロールし、
周りの環境を出来る限り、受験の環境に持っていくという基本が重要だと再認識させられた。

もちろん、お母様の態度は、半狂乱であった。
それもそのはず。模試までの経過や、息子の勉強に対する真摯な姿勢から、
改心した子供にかなり期待していたのでしょう。
(なお、親には、模試会場に近い友達と一緒に模試にうけに行くため、
前日は友達の家に泊まるという話をし、その結果、模試を受けなかった話は、私に初めてしたようです。)

親に話行かず、私から初めて保護者の方に御話をさせていく形になったのですが、
これも、驚きでした。やはり、まだまだ母と息子の壁は分厚いようでした。
 

しかし、この後は、模試を受験することが習慣化し、そして、彼の努力もあって、結果も出始める事になります。
ただ、周りの環境や、母の過保護っぷりにより、まだまだ紆余曲折が続きます。ありえないほどの。
次回に続く。
 

 

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わが子を医師に~5人の母の子育て日記~ 第一話 「父親が無関心」「子供の反抗」の状態での医学部受験(2/5) 

第一話(1/5)
http://toplevelsuccess1.com/i/blog/2012/06/25/1421
 

 

 

正直、生徒のタイプも数回指導し理解出来たつもりでいたため、
最初は宿題を出さず、授業を「聞かせること。わからせること。出来るようになること」
を徹底して行った。

家庭教師が予備校と違い、講師が家庭に行くスタイルのため、ある意味、生徒は逃げられない。
親御様もそれを狙った部分もあったようだ。
 

 

よく、自信満々の講師に多いが、授業でわからせることで満足してしまう講師が多いが、
生徒がわかることと生徒が出来る事は全く別の次元の話である。

出来るようにさせるために、自力のない生徒は,
やはり、予備校、塾よりも家庭教師が良いと予備校講師、家庭教師をともに経験し、思うことである。
最初の1カ月は、相性があったこともあり、このような形で授業は進み、力も付いた。

 

しかし、慣れが出てきたころから、授業に遅刻する。また、帰ってこないなどが度々起こった。

お母様の態度はこうである。
「本当に1ヶ月間頑張ってきた。部活の試合が近いので部活が大変なのでしょう。
(後々、医学部に合格してから生徒本人から聞いたことだが、あの時点では、こうすれば勉強せず、
遊べる、逃げられると考えていたようだ。)」
 

といっても、定期試験なども近づき、留年の恐れもあったため
(嫌いな科目はとことんやらない、提出物も出さない、宿題もしない、授業で起きていることはない)
こちらも焦っていた。そして、テスト結果―こちらの焦りをあざ笑うように、初回のテストに関しては
授業が最後まで、このような形になり、惨憺たる結果であった。
正直、私は責任を感じ、今後の指導の辞退を申し出た。
 

しかし、母の対応は予想に反する反応であった。

「あの子が、机に座るようになった。」
「講師の話を家庭で、私にではないが、兄に話すようになった。」
「3回中、2回は授業を出来ている。」
以前よりも、進歩をしているという点での評価であったのだろう。

ただ、息子に過保護ですべてを許してしまう息子への愛は、
息子の自意識を育てず、社会に出たら、生徒が一番困ると直感してしまった。
私は、授業を返上し2時間全て生徒をシバクことにした。
 

「今まで、人生で本気になったものあるか?」
「根性出しすぎて、周りに心配されたことあるか?」
「本気で勝ちたい、自分のポジションを変えたいって思ったことあるか?」

自分の経験談も交え切々と話した。
共感した部分、反省した部分、反骨心が芽生えたようだ。
そこから、次の試験までは、欠席はなくなった。根性も出てきた。

元の成績が悪すぎたこともあるが、少しだけ真面目になって
のぞんだ次のテストは驚異的に伸び、総合得点で主要3科目は3倍
―低いながらも驚異的な伸びである。母親は、成績が伸びたことに狂喜乱舞である。
 

もちろん、過去よりましにはなった程度のスコアなので、医学部どうのこうのレベルではない。

しかし、「このままいけば、国立医学部も可能かも。」母は何の根拠があり、
そのように言えるのかわからないが、そんな発言までしていた。
息子への幻想、よく思いたいことが、現状分析を鈍らせているのだろうか?
 

ただ、このまま真面目に勉強をし、成績が飛躍的に伸びるほど、この生徒は良い子ちゃんではなかった。
今後、想定外の波がまだまだ続く。それも、超ど級な事が次々と。
 

 

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わが子を医師に~5人の母の子育て日記~ 第一話 「父親が無関心」「子供の反抗」の状態での医学部受験(1/5) 

 

 

タイトル:「父親が無関心」「子供の反抗」の状態での医学部受験

要旨

最終的な進路

藤田保健衛生大学

性別

男子・高校2年生

現役・浪人

現役

家族構成(職業)

父(開業医)・母(専業主婦)・姉(東京大学理Ⅲ)・弟(開成中学)

生徒の学校

都内の私立中高一貫(共学)

はじめて生徒に合った時の状況
(性格・指導科目など)

とにかく、明るい。部活ばかりで勉強はほとんどせず、学校から教科書などを持ち帰るのは学期終わりのみ。評定平均は2.8まずは、苦手意識の少ない英語から指導に入る

≪初対面≫
最初に御訪問をさせていただいた時、お母様から授業前に軽いお話をという事だったため、
まず、お子様に会う前にお母様とお話。
 

 

授業もあるため、5分程度とのお母様の話であったが、気付けば30分以上たっていた。
堰を切ったかのようにお母様は話をされた。
 

子供のころから、何をやってもkちゃんは出来た。
kちゃんkちゃんと皆から言われ人気者だったこと。本を読むのが好きで、地頭はいいはず。
やれば出来る子であると。本当に楽しそうな表情でした。
 

今回は御兄弟も優秀であるし、きっかけさえ与えれば、すぐ出来るようになる。
その時はそう思いました。
 

k君の部屋に通され、話をすると、とにかく体を動かすこと。
サッーカーが大好きで、勉強なんて、中学に入ってから(4年間)一度も勉強したことがない。
テストも1夜漬けにもならない朝漬け、それだけで乗り切ってきたようです。
塾、予備校にも親には行かされたが、何度も予備校をやめる。それもすぐに。
そして、評定平均は2.8
模試は受けたことはあるが、成績表はメモ変わりにして、捨ててしまったなど等

ここまで聞いて、ある意味、かなり飛ばしている生徒だと感じた。愛嬌はいい子なのに。
医師になりたい理由などない。
「本当はJリーガーになりたいが、口が裂けても家族には言えない」とのこと。
(決して、強豪校でもなく、本人もそこまでの力がないことは認識している)

ただ、本音は、父親への憧れから、同じ医者になりたい。
でも、父親は自分以外の兄弟の出来がいいので、全く期待してないと思う。

その上、「本気で頑張ってどこまでできるかわからないし、何より、これまで努力の経験もない。
何より、本気で頑張っても親や、兄弟に勝てると思わない」とのことでした。

また、家族の話などを聞くと途端にテンションが下がったようで、母とは高校に入ってから、
まともに会話すらしていないとのことでした。
 

ここで、お母様のk君に対する思いと、k君のお母様に対する思いの度合いに齟齬を大きく感じました。

ある意味、過保護であるのかなと。
子供は自立したい気持ちが強いが、孤立している状態であった。
高校時代よくある、息子の母親に対しての反抗期である。

授業を重ねるうちに、過保護にも当たるお母様の態度は息子の反抗期にも火つけ、
今後、多くの事件を引き起こし、また、お母様にとっては悩みの種になります。
 

今後、奇跡の逆転劇をブログにて、語ります。こう御期待。
 

 

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わが子を医師に~5人の母の子育て日記~Prologue

TOP LEVEL SUCCESS医学進学館の教務担当の伊藤と申します。
 

今回のブログは「わが子を医師に~5人の母の子育て日記」と称し、
成績が伸び悩む生徒(または環境・性格的な問題を抱える生徒)が、
紆余曲折を経て、成功していったときのお話をシリーズでお届けしたいと思います。
 

家庭教師は「子供へのマッチング」が可能なため、様々なニーズが存在しますが、
傾向としては、集団授業では子供を満足させにくい「トップエンドOrボトムエンド」
の生徒が多く見受けられます。
 

 

そして、誤解を恐れずに言えば、この「トップエンドOrボトムエンド」の指導が
一番やりがいのある生徒であり、技術と情熱がより必要であります。
 

 

例えば「できる生徒」
 

「演習させているだけで合格でるでしょ」と思われがちですが、現実は異なります。
それが真実ならば「東大で2年連続“0.5点差で失敗した”」という話が毎年出てこないはずです。
 

 

 

さて、私たちは医学部受験専門家庭教師を運営しております。
つまり、最難関の入試である医学部受験に、最も技術・情熱が必要な
「トップエンドOrボトムエンド」の生徒を指導していますが、ここには、本人の努力以外に、
皆様が共通して抱えるお悩みがあることを経験上知っております。
 

 

 

例えば…
「保護者の過度な期待」
「医学部と他学部の選択で悩む子供」
「子供への過干渉」
「周りの友人関係・比較」
「兄姉弟妹との比較」
などが挙げられます。
 

 

 

今回は、「かつて医学に受験を成功させた5人の母親の体験談」をまとめました。
5名の事情は様々ですが、きっと皆様と共通のお悩みもあるはずです。
 

そして、皆様が抱えているお悩みの「原因発見」や「問題解決の糸口」
となればと思います。
 

―全部が成功事例ではありません。
しかし、ここには他では見られない「リアルな情報」ですので、
共感していただけるはずです。
 

 

5人のお母さまからはお役にたてるならばぜひ」
ということでインタビューに参画して頂きました。
 

 

そして「自分の時にも欲しかった」と口を揃えております。
そんな充実したブログを1か月に渡り連載します。どうかご期待ください。
 

 

Index(6月25日~7月28日)  土日休みの「一話5日間完成」
 

6月25日~29日
第一話:「父親が無関心」「子供の反抗」の状態での医学部受験
 

7月2日~6日
第二話:親の過干渉が不合格を呼び込むわけ
 

7月9日~13日
第三話:最低ランクの中高一貫校から1浪で川崎医科大学合格
 

7月16日~20日
第四話:高校中退・大検の末の挑戦で、聖マリアンナ医科大学合格
 

7月23日~27日
第五話:真実は小説より奇なり…まさかの逆転医学部合格大作戦

 

2012.6.25
TOP LEVEL SUCCESS医学進学館