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2012年度 慶応義塾大学医学部 (化学) ものすごく詳細な解説と来年の慶応受験生に向けて

慶応義塾大学医学部 化学担当の澁谷先生による
「2012講評 及び 来年度の受験生へのアドバイス」を
頂きました。
 

医学部受験において、化学は絶対に避けられない科目です。
今年は、私立医学部最難関の呼び声高い

慶応義塾大学医学部

にフォーカスを当て分析しました。
 

過去問こそが「最良の予想問題」
ぜひ参考にしてみてください。
 

 

来年の受験生への学習アドバイス
 

(1)
「理由を簡潔に記せ」・「導出過程も簡潔に記せ」が多いのは、慶応(医)の毎年の傾向
である。きちんと書けるように練習を積むこと。

(2)
絵を描かせる問題は去年も出ているが、今回は実験装置である。
実験装置の取り扱いについては、一般的な問題 集ではフォローしきれない場合が多い
ので、教科書や図説によく目を通しておく必要がある。

(3)
今年は計算はさほど大変ではなかったが、油断せずに練習しておくこと。
 

文責:澁谷 拡樹
 

2012年度 慶応義塾大学医学部 (化学) 解答

慶応義塾大学医学部受験者の皆様  ≪2月21日(火) 慶応義塾大学医学部 化学解答≫
 

今年度も、Weblogにて2012年度の医学部入試 解答速報を科目ごとに掲載いたします。
最難関入試に立ち向かっている皆様に、少しでもお役に立てたら幸いです。
⇒慶応義塾大学医学部 化学解答keio
 

 

追記
来年度の受験生のために、後日「化学解説と学習のポイント」を
化学担当、澁谷先生にご指導願います。
 

「過去問は最良の予想問題」
ぜひともトップレベルサクセスにご期待ください。

慶應義塾大学 医学部の真実―慶応医V.S東大理Ⅲ 三番勝負 ≪受験者の資質≫Part2

 

三番勝負 Part2「合格に必要な要素」です。
 

(1)慶応医の受験資格とは

能力の高低とは「脳の開発度合」ですので、質の高いトレーニングを積めば能力は高まります。
筋トレやダイエット(講師でもチャレンジして…残念な結果になる人もいました)などと同じです。
 

目標と自分に見合ったトレーニングが要諦です。

では、慶応医を合格できる生徒達は、どのくらいの能力を持っているのか
―自分で設問を設定しておいていうのも失礼ですが、一概には言えません。
いろんなファクターが絡むので。
 

 

ただし、数学に限って言えば、以下の生徒は独習可能だと思われます。

「フォーカスゴールド」や「赤チャート」や「1対1」を学習していても、“特に難しい”とか“意味がわか
らん”とか思わずにドンドン進めていけるとか、
 

「大学への数学(月刊誌)」や「1対1演習」で、B・C難易度の問題でも解説読めばなんとかできる
という生徒でしょうか。
 

しかし、95%の受験生はそれができませんので塾や予備校があります。ご安心ください。
 

逆から言えば、ハイパーな人間はほとんど皆無。
合理的な戦術と努力を怠らない”才能”があれば、道が開かれるということです。
 

(2)問題を「絶対に解きたい」という気持ち

実はこのブログで、一番伝えたかったのがこの「精神論」です。
 

 

確かに、我々はテクニックを伝えるのが仕事なのですので、不適切な表現かもしれません。
「精神論」は目に見えるものではないので。それをわかったうえでも言いたいのです。
「気持ちの強さ」はかなり重要だと。

 

では、なぜ「気持ちの強さ」が大切なのか。

――人間はマシーンではありません。PCのごとく、解法をインストールして解けるようになるとは
限りません。その上、忘却もします。不便な生き物です。
 

しかし、その代りに、「心」という能力を人間は備え付けております。強い気持ちが、普段以上の
力を引き出すこともままあるのです。逆も真なり。
 

受験までに、解ける問題は当然限られます。
 

その中で、我々は合理的な方法・時には深い理解を追求しますが、それを生かすも殺すも
君たち受験生次第。
 

本番で実力を発揮するためには、普段のトレーニングから本番を意識すべきです。
 

 

当然、見た目がガツガツしていなくともよいのですよ。内に秘めたものでも構いません。
恥ずかしがらず「絶対に合格したい」「絶対に完答してみせる」という気持ちが必要です。
 

つまり、そのくらい“ハイレベルな戦い”だということです。
 

余裕をかませるほどの戦いではない。
“幼稚園生と100m競争”するのではありません。
 

“サバンナの野生動物と戦う”―きっとそんな感じです
(ちなみに想像です。ここにクレームはつけないでください)
 

 

これまで、ハートが強い生徒が多少のギャップを跳ね返した例は数多あります。
あとで振り返ると「本番で、なぜ解けたかわからない」という生徒もいます。

 

何度も言いますが、受験勉強とは、「ギャップを跳ね返すためのトレーニング」です。
そのギャップが大きければ大きいほど、合格可能性は低いのですが、それを跳ね返したとき
の喜びは例えようがありません。生徒も、その周りの人も幸せにしてくれます。
 

そのために我々は、技術を研鑽しているといっても過言ではありません。
 

もちろん、失敗のリスクはあります。ありますが、若い生徒たちが覚悟を決めて、
青春の大切な時間を費やして努力するわけです。我々も、合格するための環境
(優秀な講師・教務システムなど)を整え、全力でバックアップする覚悟は当然あります。

「No Play, No Error」

つらい勉強の日々でしょうが、気持ちを強く持って立ち向かっていきましょう。

将来、自分が着る「白衣下のネクタイやシャツの色まで強くイメージ」してください。
そのイメージをもって受験日まで頑張っていきましょう。
 

人に言わなければ「全く恥ずかしくありません」し、ましてや「法に抵触すること」でもありませんよ。

1問1問、真剣勝負で戦っていきましょう。

慶應義塾大学 医学部の真実―慶応医V.S東大理Ⅲ 三番勝負 ≪受験者の資質≫Part1

 

 

 

三番勝負は、Part1・2の二回に分けてお伝えします。
今回は、Part1 「両大学の受験者層」です。

≪受験者層について≫

注目度の高い両大学ゆえ、慶応医と東大理はどちらが上なのかという話も出てきます。

 

例えば
「センター試験で国語・地歴(Or公民)・2次に国語があるから、東大の方が万能性を試されている」

「慶応医は私学の中でも学費は抑え目ではあるが、全員がいける大学ではない」

「東大理を合格しても、慶応医に落ちる生徒もままいる」…など

 

日本において“競技人口”が一番多いのは、「受験」です。
サッカーでも野球でもありません。
 

価値観が多様化した現代においても、まだ注目される事柄なのでしょう。
様々なデータを駆使?!して、いろんな説が出回っています。

しかし、本当のところはどうなのでしょうか。
毎年、受験をサポートしている側の立場から考えてみたいと思います。

■条件を整理する
(1)慶応理工<東大理(ⅠⅡ)
→東大理ⅠⅡ合格者は、90%以上の確率で慶応理工に合格します。
 

(2)慶応医は多浪生を避ける
→現役生は慶応医合格のチャンスあり。

(3)東大理と慶応医の問題の性格が正反対
→上位層は別として、そうでない生徒は、大学別の対策をしていないと合格は困難
 

 

 

結論

慶応医≒東大理(ⅠⅡ)中位~上位

ではないかと、予想されます。

 

絶対ではありませんよ。東大上位合格でも不合格になる生徒もいるでしょう。
また、そもそも、慶応医を受験していない東大理や国公立医学部志望者もいるでしょう。
医学部特有の問題な慶応医は苦手だが、オールランドな力・基本を問うてくる東大の方
が肌に合う生徒もいるでしょう。
 

 

ですから、あくまで参考意見として捉えてください。

 

≪その根拠≫
日本で最上位の生徒は、予備校主催の模試は簡単すぎてあまり受験しません。
この生徒達こそが理Ⅲを狙います。私立医は、慶応以外は受験しないでしょう。
(余談ですが、このような生徒達がいる日本はまだまだ捨てたもんじゃないです。)
 

そして、東大2次試験で、彼らは、280/440(64%前後)以上の得点率だとわれて
います。また、そんな彼らの慶応医成功率は80%位です。

 

一方、理ⅠⅡのボーダーは220~230/440(50%強)。この生徒たちも、
前述通り、慶応理工はほぼ合格、何より、国公立医学部並・それ以上の実力を持った生徒です。

つまり、東大理系(特に理Ⅲは別格)合格者は、かなりの強者であることは相違ありません
し、理Ⅲ受験者が挙って受験する慶応医もかなりのレベルだと推察されます。

 

では、何故、慶応医≒東大理(ⅠⅡ)中位~上位としたのか
―慶応医を合格するためには「それ相応の対策」が、大半の生徒には必要になってくるからです。

 

超上位層は大学の傾向とか関係なく合格できるものです。予備校さえも不要でしょう。
このレベルならば、東大の勉強メインでも、慶応医に合格する可能性は高いでしょう。
 

かつての四谷大塚のエリートたちを想像してください。
 

難解な予習シリーズを自分で勉強して、日曜テスト受験・解説で受験をパスできるレベル
でしょうか。ただ、そのような“超高校生級”は全体の5%程度しか存在しません。

 

一方、それ以外の大半の生徒は、何らかの得手・不得手があります。生徒の学力・性質は
ばらつくものです。
 

「理科は誰よりもできるが、それ以外はからっきしです」
「数学しかできないが、センスが違いすぎる」など。
 

 

そんな生徒が、トータルバランスを求める受験において成功するためには、傾向をしっかりおさえ、
それに見合ったトレーニングをつむことが重要であり、そのために、塾・予備校が必要になってくる
のです。

更に、誤解を恐れずに言えば、東大受験者は、「東大の準備≒慶応医」の対策となります

こんなことから、東大中位~上位の生徒の生徒は、慶応医の合格可能性があるのでは
と考えました。

 

ただ、経験の浅い若者の勝負です。理Ⅲ合格者といえども、慶応医に不合格になることも
ありますし、一方、東大ボーダーラインの生徒であっても、対応をきっちりおこない、慶応医に
合格したケースもあります。

「自分と入試問題の乖離を埋める」のが受験勉強です。目先の情報にだまされることなく、
その乖離をきっちり埋める方法論・努力をすれば合格の可能性は高まりますし、
そのために私たちプロ講師が存在するのです。

慶應義塾大学 医学部の真実―慶応医V.S東大理Ⅲ 二番勝負 対策の違い

同じ偏差値70Overでも対策は異なる

 

≪慶応医 数学対策≫

慶応医の傾向は、医学部ならではの出題≪「空欄補充」・「タイトな時間制限」・
「ⅠA~ⅢCまで万遍なく出題」・「繁雑な計算」など≫が挙げられます。
 

 

その上、医学部は大学で数学を使わないため、数学力よりもむしろ、「要領よく問題を解く」
ことが試されます。記述力がいらないので細かいこと気にしないで、計算力と道具をどんどん
増やしていくことが要諦です。
 

つまり、「慶応らしさ」×「私立医学部らしさ」を踏まえた対策が重要です。
 

 

 

ですので、POINTとしては、早い段階から

「慶応医の過去問」
「私立医学部対策用問題」
「慶応義塾大学理工過去問」

 

 

に着手できるようにしたいところです。
 

そのベース固めとして、

 

 

トップレベルサクセス数学主任一押し、「フォーカスゴールド」
(啓林館)
 

もしくは、伝統的な「赤チャート」(数研出版)「1対1対応の演習」(東京書籍) がよいでしょう。

 

ただし、これはあくまで「標準モデル」です。
学力状況・時期などによって、方法は変化します。

 

ですので、学校の先生もしくは塾・予備校の先生・チューターさんのアドヴァイスから、自分
に合った学習法を確立しましょう。

 

 

 

≪東大理系 数学対策≫

前回お伝えした通り、東大理系は慶応医の真逆です。形式は「記述式」「思考力」「証明力」
が試され、うまく部分点を取る力をつけるべきです。

 

まず、そのベース固めとしては、慶応同様
 

 

トップレベルサクセス数学主任一押し、「フォーカスゴールド」
(啓林館)
もしくは、伝統的な「赤チャート」(数研出版)「1対1対応の演習」(東京書籍) がよいでしょう。
 

 

 

そのあとは、黒大数・過去問へ。
 

 

黒大数は、高級かつ落ち着きのある解法解説で、本格的な数学力を育成できる参考書です。
しかし、かなり量が多いので、利用するかどうかは先生と相談すべき。
 

 

あとは、過去問。東大は、ⅠAからⅢCまでまんべんなく出題されます。
それプラス、確率漸化式や、不等式の証明とか、整数論なども出題されます。
過去問を繰り返し解くのも効果的です。

 

最後に、私たちも医学部専門家庭教師集団ですので、PRをさせてください。
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≪2つのコース ご紹介≫
 

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慶應義塾大学 医学部の真実―慶応医V.S東大理Ⅲ 一番勝負 問題の性質

数学の問題の質

まず一番勝負は、両大学の「数学の性質」についてです。

担当は、トップレベルサクセス数学主任N講師です。
 

(1)慶応医数学の特徴

「超難問奇問」・「計算が煩雑」・「理Ⅲと併願受験」・「数学ボーダー得点60%」…
これらは、市井の受験対策本・合格体験記などなどに書かれている「慶応医の数学キーワード」
です。
 

つまり、一般論。
 

これを完全否定するわけではないのですが、今回は、もっと“難しさ”を詳細に分析したいと思い
ます。
 

≪慶応医の数学の“難しさ”とは?≫

問題の難易度は年によってばらつきはありますが、近年はだいぶ落ち着いてきました。
当然、繁雑な計算は相変わらずですが、時間内の完全解答も不可能ではないレベルでしょう。
事実、東大理Ⅰ・Ⅱの合格者にとってみれば“慶応医=簡単な問題”と判断します(*理由は後述)
 

 

また、標準的な問題の年度であればあるほど、ハイスコアの争いとなり「差が付きやすい」ため、
十分な慶応医の対策が必要です。

 

では、上記の傾向になる理由について説明します。

 

(1)慶応医の数学は“空所補充”形式である。

 

空欄補充という形式の特徴から、きちんとした理解や記述力がなくても、
なんとか正解が埋められる問題が多いです。
ですから、たとえ難易度が高くても、正答率が高くなければいけません。
 

 

 

もっと具体的に説明します。空欄補充形式の特性上、大まかな方向性で突き進む・“いい”加減
に手を抜くことが可能です。

 

例えば、有名な慶応の繁雑な計算。
 

計算力は確かに必要ですが、ここでいう計算力というのは、式変形を短時間で正しく終える力という
よりは、むしろ、常にラクできる部分を探しながらうまく正解のみを導き出す力のことでしょう。
 

 

 

また、答えがあっさり出る問題や、長い式変形・大きな数字の通分のような、
あたかも“めげんなよ”いうメッセージが込められているような問題や、
その一方で、本当に触れてはいけないような計算が面倒な捨て問もあります。
これらを峻別する力も、要諦になってきます。

(2)私立医学部ならではの問題

もう少し慶応医対策らしい話をすると、まず、数学ⅠA~ⅢCまでまんべんなく出題されます。
とくに数A「集合」と数C「式と曲線」はあまり医学部以外では出題されませんので、ここもちゃん
と対策しておく必要があります。
 

出題内容的には、全く数学の王道をいっておらず(これは医学部が大学で数学を使わない
のでその基礎力を問う必要がないからでしょう)、重箱の隅をつつくようなものも多くでます。
 

 

難易度の高低差は、年度によっても、設問ごとによっても激しいです。
ラクなものはあっさりうまるし、計算が面倒な捨て問は本当に触れてはいけない問題が
たびたび出てきます。
 

 

あと医学部らしく、教科書範囲外の内容もでてきます。
 

例えば、極限積分や確率・行列の問題です。
これらは大学課程の数学を意識した色彩が強いです。
 

しかし、ご安心ください。これら問題も設問もわかりやすく、思考力も深い理解も証明する力も
いりません。

(3)合格得点率は?
 

「何点とれれば合格なのか」は、その年の難易度に左右されるので一概にはいえません。
ですから、先生に過去問を分析して判断してもらうべきです。
 

しかし、数学がかなり難しくて差がつかなかったときほどラッキーでしょう。
それで6割くらいとっておけば、数学では負けないでしょう。
 

但し、2001年度などの様に実質的に全問完答が求められる
の年もあるので要注意です。
 

 

≪東大理系の数学の難しさ≫

(1)東大の出題形式は記述式

 

 

「慶応医の逆」が、東大理系の特徴です。
 

まず、すべて記述式で、完答が難しい問題も多いです。
ですので、記述力を高めて、うまく部分点をとる力が試されています。
*ここ20年くらいですと、極端に難易度が下がった1995年を除けば、
東大理1・理2では、昔から2完2半というのが通説です。

 

 

また思考力、深い理解、証明する力が必要です。
 

150分の間に比較的ラクな問題を完答し、残りの難しい問題で部分点をとれば
理Ⅲでさえ合格者の平均点には達するでしょう。
 

ですので、慶応医の問題が平易に見えるのも必然です。
 

 

しかし、難しさの一番の要因は、一番は問題のわかりにくさ。つまり、とっかかりのなさです。
 

 

ⅠAかⅡBかⅢCか……どの単元なのかすら、分らないような問題もたまに出ます。
ゆっくり落ち着いて問題把握し、解けそうかどうかを正しく判断することが肝要です。
 

 

この特徴は、受験数学では東大、京大のみにみられます。

京大に至っては数学の問題でさえ数字が全く出てこず、出てくるのは文字式のみ、
場合分けと論証の問題なども少なくありません。
 

国内最難関大学の一つである東工大でさえ、とりあえずは計算力でごり押しできる
問題が多数存在することを考えると、この”2大巨頭”は別格です。
 

 

 

 

ですので、フォーカスゴールドや、大学への数学をやったとしても、そういった
思考力が高まっていなければあまり意味がありません。
思考の道具があっても、どの道具を使ったらいいのかがわかりにくくなっているからです。

 

 

なお、出題分野はⅠAからⅢCまでまんべんなく出ますが、たとえば確率漸化式などの頻出分野
も多いです。あと不等式の証明とか、整数論・空間図形など。東大の過去問を30年分くらい繰
り返し解くのがよいでしょう。

慶應義塾大学 医学部の真実―慶応医V.S東大理Ⅲ 頂上決戦 三番勝負(予告編)

 

熾烈極める私立医学部受験の中でも、

「慶應義塾大学医学部」別格
 

と言われます。

 

 

北里柴三郎が創始者であるその大学は、伝統と格式を誇り、これまで日本の医学界に
多大な貢献をしてきたことは論を俟ちません。

それ故、入試における人気・難易度・ブランドなど、あらゆる面で、他大学とは一線を画します
―“モンスター”・“プラチナ”…形容しがたい威厳がそこにはあります。

 

 

 

しかし、確かに別格で、ものすごく有名な大学ではありますが、慶応医の入試が
「困難な所以」を知っている受験生はあまりいないような気がします。
 

 

偏差値や巷説などの情報で知った気になっていないか
― “難しい”とか、“才能が必要”だとか…表面的な情報だけで判断しているのではないでしょうか。

 

 

そこで、国公立の頂点に立つ「東大理Ⅲ」と「慶応医」を対比させ、
慶応医の真実に迫りたいと思います。
 

題して「秋の三番勝負  慶應義塾大学医学部 V.S  東京大学理科Ⅲ類」とし、

①慶応医の数学 と 東大理の数学 性質の違い
②慶応医の数学 と 東大理の数学 対策の違い
③受験者層と受験者の資質について

お伝えします。

 

 

ところで、今回のブログ、何故「慶応義塾大学医学部」を取り上げたのか
 

 

―それは、受験において、“表面上の情報”だけで判断することは、非常に危険である、
もしくは、もったいないことに気付いてほしいからです。
 

人は“答え”を欲する生き物です。
 

“拠り所”があれば安心できるからでしょう。
 

「●●大学は難しい」「△大学は余裕」「面接はほとんど見ていない」…
このような表面的な“常識”は確かに分かりやすいですし、有益情報になりうるでしょう。
もしそれが正しいものならば。

 

 

 

仮に誤っていたらどうか―「容易だと思っていて高をくくっていた」とか
「無理そうだから受験回避したのだが、友人が合格した」と後悔することもあるでしょう。
“情報”を見誤ると、このように、失敗のみならず、チャンスを逸することもあり得ます。

 

 

 

受験以外のことでも当てはまります。
例えばビジネス。“常識”を疑うことで成功した例は枚挙にいとまがありません。
 

皆さんがきっと所有しているだろうMP3プレーヤー。
その元祖といえる“SONYのウォークマン(再生専用)”の発明はまさにそれです。
「録音機能なしで売れるわけがない」という当時の“常識”をひっくり返した例です。
 

 

ですから、慶応医を受験しない方にも是非読んでほしい。

「難関である」とい抽象語をそのままにせず、“なぜ困難なのか”を探究する大切さ
を知ってほしいと思います。
 

 

そして、自分の志望校に応用しましょう。周りの意見も聞き入れたうえで、
冷静に、大学が要求している事柄をきちんと把握した上で、思いっきり勉強して
夢に近づいてほしいと思います。

 

 

受験勉強とは「大学の要求学力と、現在の学力の乖離を埋める作業」です。
ですから、スタートの段階で“非常に困難”と判断しなければならないケースもあります。
厳しい現実かもしれません。
 

 

しかし、落胆は不要。“時間的猶予がない”ことが要因のほとんどですので、
冷静に受け止めれば、ゴールへの「道筋」が見えたと同じ―ゴールまでの視界が
明瞭になったら、あとは突き進めばよい。
 

 

プロ講師は、客観的な知識・傾向・攻略と指導経験が豊富。
毎年、生徒を教え、逆に生徒に教えられながら技術を研鑽してきた我々の経験を、
多くの皆様にご提供したいと考えます。
 

感情ではなく、客観的な視点

 

君たちが勝負をするのだから、己の心に正直になり、なりたい自分を想像してほしい。
そして冷静かつ情熱的に思いっきり勉強してもらいたい、そう思っています。

2010 慶応義塾大学 医学部(2月21日実施)数学 解答

2010 慶応義塾大学 医学部(2月21日実施)英語 解答

例年、お預かりしている生徒様のために入試解答例を提供しておりましたが今年度は、Weblogにて2010年度の医学部入試を科目ごとに掲載することに決定しました。 最難関入試に立ち向かっている皆様に、少しでもお役に立てたら幸いです。

なお、入試問題の入手状況によって掲載大学・科目に制限が出てしまうかもしれませんが、その点はご容赦いただきた く存じます。今回は、2月21日(日)実施の慶應義塾大学 英語解答です。

慶応義塾大学 医学部 英語 解答

Ⅰ  省略


(あ)
sight
(い)
touch
(う)
audition
(え)
taste
(お)
smell


( A )
4
( B )
3
( C )
3
( D )
2
( E )
1
( F )
4


4


(き)

(く)

(け)

(こ)


5-1-2-3-4

省略

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

省略

省略

省略


(ア)

(イ)

(ウ)

(エ)


( A )

(B)

(C)

(D)

省略

省略

省略

 

Ⅳ  省略

慶應義塾大学医学部 入試直前アドバイス

医学部最難関の呼び声高い慶應義塾大学医学部の入試直前アドバイスをWeblogします。
  
【総論】
私立医学部最難関といっても過言ではない。「知識だけで解答するといった”思考の放棄”」を認めないことは問題から伺える。基本をおさえた上で、論理的に思考・解答する力(記述力含むマスターが最低限必要)である。英語・数学がキーポイントです。
  
【入試データ】
2009年
定員       66名
志願者    1989名
受験者    1680名
1次合格    272名
正規合格    112名
繰り上げ合格   54名
合格最低点   302点(500点中)
  
2010年は定員+2名の68名に。微増。入試の大勢に影響なし。
  
【問題冊子】
 問題冊子はすべてA4 
 
【科目ごとの対策】
 
~英語~
問題の出題設問形式は長文が2題・英作文2題、加えて知識関連で、英文法(発音等なども)語法問題1題。
 かなりの分量ではあるので、てきぱきこなす必要がある。一般論(例:長文を先にやるなど)ではなく”自分がときやすい・安心する順番”を理解しておくこと。英語が合否の分かれ目になるといわれる大学のひとつなので迅速かつ確実に解答してきてほしい。
英作文に関しては、「シンプルな英文」と「構成が命」
 どうしても英作文はこれまでマスターした構文を駆使しようとするが、自由英作文には不向き。「このあたりは積雪が多い」という英作文で、[accumulation of snow]という表記をした生徒がいたが、(間違ってはいないが)時間制約がある中、そのような語句をひねり出す必要は無い。また、80ワードの英作文ならば、主張・根拠(具体例・理由)をベースに微調節をすればOK。
 
 和訳問題に関しては,東大の和訳問題と同じく、[語彙・文法・構文・文脈〕を意識して解答すること。
 ちなみに、解答用紙は,「解答欄A(数字記入)」と,「解答欄B(記述)」に分かれている。一番最初の問題は和文英訳ですので、透けて見えると思います。受験開始までの間に”先に対応”しましょう。
  
~数学~
私大医学部の中でも、最も難しいといわれる慶応義塾医学部の数学。その理由は計算量が多いのは当然として”思考の放棄”を嫌う節があります(つまりパターン問題だけで解けない問題〕その上、大半の生徒に解けないであろう問題も確実に含まれていることです。
 
ただ、当然、基本問題も出されますし、大問も誘導に乗っていけば半分くらいはとれます。あとは計算ミスの撲滅。急ぐ中でも、勘所での計算・数値の確認を怠らず、突き進んで言ってほしいと思います。
 
最低60点をとる、そのつもりで取り掛かってください。
 
~化学~

化学IIの選択分野:染料・セラミックス・ATPと酵素・医薬品・肥料の新課程5大項目も出題範囲。ただし,思考型問題のとして扱われる可能性は十分にあります。2006年度・第3問はまさにこの一例でしょう。
例年大問は3題。[1][2]は標準的な問題で構成。よって、化学は60分あれば十分対応可能です。方法として、定番問題をてきぱき終わらせて、残った時間で思考系問題を解きましょう。ただ、最も注意すべきは指示違反です。細かい指示もあるので,途中で指示遵守の確認を行いましょう。なお,C・H・Oの原子量,気体定数,アヴォガドロ定数,ファラデー定数,平方根などは必要であっても、付与していないこともあります
 ~生物~

 生物IIの選択分野:「生物の分類と進化」「生物の集団」の両方が出題範囲に指定されています。
 
初見では、教科書レベルでは解答できないように思える問題も出題されます。その上、全文を読むのに時間がかかる問題が多いのも特徴。複数の分野の関連事項が出題される。
しかし,教科書レベルの知識をもとに、論理的に考察させているだけなので、問題文からいかに正確な情報を引き出すかが勝負。その情報をもとに基本に立ち返って考えればきっと解けるはず。皆が答えられる問題を絶対に落とさないこと。
 ~物理~
物理IIの選択分野:「前期量子論」(光電効果,コンプトン効果,ドブロイの物質波など)も含まれます。例年原子が出題される。
例年大問3題で構成。第一問は小問集合で幅広い出題。その他は実験結果からの考察や説明問題が並ぶ。高校の内容を超えることもあるが、誘導に乗っていけば答えられる問題になっている。